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2019.5.31

トヨタ産業技術記念館に行きました

トヨタグループの共同事業として設立された「トヨタ産業技術記念館」は、豊田佐吉が明治44年に織機の研究開発のために創設した試験工場の場所と建物を利用して建設され,建築史的に評価された赤レンガの建物を、グループ全体の歴史的遺産として保存しながら多くの国民に見学・利用されることを目的とし、1994年6月、名古屋市西区・栄生の地に開館しました。

往時の様子をとどめる豊田自動織機製作所栄生工場(豊田紡織より移譲)を産業遺産として保存しながら、近代日本の発展を支えた基幹産業の一つである繊維機械と、現代を開拓し続ける自動車の技術の変遷を通して、日本の産業技術史について次代を担う人たちへ系統的に紹介するための施設として多くの人々が訪れています。

織機の発明に一生を捧げた豊田佐吉。その長男として自動車製造に取り組み、トヨタ自動車工業を創業した豊田喜一郎。トヨタ産業技術記念館は、豊田佐吉が『發明私記』にも記した飽くなき「研究と創造の精神」と、自動車の国産化に挑んだ喜一郎が情熱を注いだ「モノづくり」の大切さがよくわかり、日本のものづくりの意気込みが感じられる一日を過ごしました。