2021.9.30
江戸時代の俳人、松尾芭蕉の句に「草いろいろ おのおの 花の手柄かな」という作品があります。
自然界の生き物はナンバー1しか生きていけません。
もし草花がナンバー1を互いに競い合っていれば、これほどたくさんの草花が同時に咲くことはできません。
勝ち残った花だけが咲き、敗れ去った花は枯れてしまいますが、そうではなく沢山の花が咲いています。
芭蕉はそれを指摘して「おのおの 花の手柄かな」と詠みました。
誰にも負けない自分の得意分野を思う存分に活かして、自分の地位を確保することが 自立した人生を送ることではないでしょうか。
身近な草花から学びました。