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2020.7.31

令和2年8月の言葉 新型コロナウイルスの第2波到来か?

新型コロナウイルスの1日の新規感染者数が1,200人を超えました(7月29日現在)。政府が目指す「感染症と経済の両立」は、具体的な対応策が乏しいままでは頓挫しかねません。

科学的な「疫学」の裏付けを持った戦略的かつ重点的な対策が求められます。

日本疫学学会の定義を紹介します。

疫学とは、「明確に規定された人間集団の中で出現する健康関連のいろいろな事象の頻度と分布およびそれらに影響を与える要因を明らかにして、健康関連の諸問題に対する有効な対策樹立に役立てるための科学」と定義される。

疫学は健康に関連するさまざまな事象の頻度や分布を観察することを目的にするため、対象は一人の人間ではなく集団であるが、集団の特徴(集団の定義、年齢、学年、性別)やどの時点を調査対象とするかを明確に規定した上で事象の頻度や分布を調べる必要がある。また、事象に影響すると結論付けられた要因を除外、軽減する対策を講じ、除外後の効果を公衆衛生的に考えるのは疫学の社会的意義である。
歴史上の事例では1854年、ロンドンにおけるコレラ伝播様式の解明や、1950~60年代、イギリスでの追跡調査による喫煙と肺がんの因果関係の解明などへの貢献が挙げられる。