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2022.5.31

令和4年6月の言葉 岩もあり木の根もあれど さらさらと たださらさらと 水の流るる

皆様、こんにちは

そろそろ梅雨入りかな?と天気予報をチェックする日々です。

今月の言葉です。

岩もあり木の根もあれど さらさらと たださらさらと 水の流るる

この和歌を創られたのは、甲斐和里子さんといって、慶応4年(1868)にお生まれになって、昭和37年(1962)に、九十五才でお亡くなりになっている方です。

広島県の浄土真宗のお寺にお生まれになり、京都女子大学の前身である顕道女学院の創始者であります。

明治の初期に日本で各地にミッションスクールが創設されましたが、仏教精神に根ざした女学校が必要と思い、生涯を女子教育に捧げられた方でした。

岩は、自分の行く手を阻む壁をさし、木の根は、根を下ろして動かない人の心を象徴しています。

人それぞれの思いを超えて、たださららと流れる小川はそのまま優しさに変っていきます。