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2023.2.28

令和5年3月の言葉 需要がそこにあるのではない。我々がそこに需要を創りだすのだ。

食料のように一定の需要があって供給がリードされる業界もあります。

しかし、これとても革命的な食品の発売があったならどんな関係になるかわかりません。

カップラーメンを想い起こしていただければよくわかると思います。

需要はアイデアと生産手段によって創り出すものです。

コ―モリ傘の需要は一時異常な強さでした。

誰もが生産に乗り出しました。そして、たちまち供給が行き渡り生産過剰になりました。メーカーは倒産し始めました。

そこで、ある人が折畳み傘を考案しました。需要がなくなったはずの傘は、再び飛ぶように売れるようになりました。

そしてまた多くの人が折畳み傘を生産し始めました。

しかし、安価なビニール傘の出現は傘業界に大きな変化を与えました。

 

企業の目的は何でしょうか。

売上や利益をあげることが企業の第一の目的でしょうか。

ドラッカーは企業の目的の定義は一つしかないといいます。

それは「顧客を創造すること」だと言っています。

つまり、顧客の集合体としての市場を創り出すことが企業の目的だと言うのです。

 

傘業界の事例はドラッカーの言葉をよく表しています。